プロランナー・大迫傑が3月2日に開催される東京マラソン2025に出走しないという結論に至った。2024年のパリでのレースを終え、束の間のリカバリーと休暇をとり、先月のハーフマラソンでもプラン通りの走りをみせた。この3月のレースに向けてのトレーニングの質と量は十分であったように見えた。ではなぜ、大迫は出走しないことを決意したのか。

その理由については本人が15分ほどの動画で丁寧に述べている。

自分自身の、現在の、身体と心の声を聞き逃したりしない感性、トップアスリートには必要不可欠なクオリティなのかもしれない。

文章:足立公平

写真:松本昇大